知ってる? 自転車保険じゃなくてもOK!って

絶対知っておきたい個人賠償責任保険の知恵

利用しているクレジットカード会社から、「自転車保険の義務化が進む」というタイトルで、どこの県で義務化されているのか、日本地図付きのメールが送られてきました。

え?そうなの?入ってない!という方、すぐに加入せずまずはご自身の保険の確認を!

自転車保険は、

1.自転車で 他人にけがをおわせた
2.自転車で転んで自分がケガをした

場合の補償がメイン です。

まず、2から。

もし、骨折などで手術したり、入院したりした場合は、一般的な医療保険から給付金がでます。通院だけの場合は、医療保険からは出ない場合がほとんどですが、もし、傷害保険というものに加入していれば出ます。つまり、医療保険や傷害保険に加入していた場合は、自転車保険に加入すると補償がダブル可能性があります。

さて、重要なのは1の補償です。そもそも自転車保険が義務化されているのは、自転車事故による高額賠償の事例が少なくないからです。今までの判例では、損害賠償金額が9,000万円を超えるも のも。

ただ、損害賠償を負う可能性は、自転車だけでなく、日常生活のあらゆるところにあります。

・子どもが友達にけがをさせた
・ベランダから鉢を落として下にあった車に傷をつけた
・ショッピング中に お店に展示してある品物を落として壊した

これらを総括して補償してくれるのは、

【個人賠償責任保険

というものです。

自動車保険や火災保険をチェック!

この補償は、ひとつ入っていれば家族全員カバーされるので、自転車に関係なく備えておくことをおすすめします。(カバー範囲は保険会社に確認してください) 

個人賠償責任保険は、単独で加入できるケー スは少なく、多くは自動車保険や火災保険に特約としてつけることができます。

そして、自転車保険加入義務化、といわれますが、正確には、個人賠償責任保険に加入の義務化、といえます。ですから、他の保険に付いていればOKですし、付いていなければ、自転車保険ではなく、火災保険や自動車保険につけてもOK。途中からでも付けられます。

自転車によるけがも同様に他の保険でカバーできないか、そもそも必要か、など検討してみてください。

今回の話題は、保険の原理原則を知っている人なら簡単に判断できるのですが、知らない方がほとんど。そうすると、自転車保険、入ってないっ!と慌ててしまいますね。

投資信託のことをちゃんと勉強したい方へ