JALやJRに銀行が誕生?

お金の知恵アカデミーの高田です。

今日のテーマは「バース」です。バースといえば、阪神タイガース。ライトへレフトへホームラン♪すみません、年代的にも興味的にもかなりニッチになってしまいました。

お話ししたいバースは、「BaaS」で、Banking as a Service の頭文字です。銀行が提供しているサービスや機能をアプリなどを利用して、銀行以外の会社が銀行のサービスを提供することです。

例えば、JAL(日本航空)には、JAL NEO BANK があります。普通預金、外貨預金だけでなく、住宅ローンも借りられます。そして、これらのサービスを利用するとマイルが貯まります。

例えば、外貨預金の残高が100万円あれば、毎月30マイル、住宅ローンを3,000万円借りると5万マイルもらえます!

5万マイルあったら、海外旅行にも行けそうですね!まるで、JALが銀行を作ったかのようですが、これは、JALの関連会社が住信SBIネット銀行の銀行代理業を行うことで、サービスを提供しているという仕組みです。商品内容は住信SBIネット銀行と同じなのですが、JAL NEOBANKを通じて利用することで、マイルが貯まるという独自のサービスが受けられます。

もう一つ、ご紹介しておきます。今年の春から、JR東日本が「JRE BANK」を開始します。こちらは楽天銀行の銀行代理業です。預金や住宅ローンのサービスを利用するとJRE POINTがもらえたり、新幹線等の優待があったりなど、JR東日本を利用するにあたり、お得な特典が付くとのこと。

また、JRE BANKの口座に入っている現金については、駅のATM「VIEW ALTTE」で手数料無料で引き出せるようです。いつもJRの駅を使っている方にとっては、利便性が高くていいですね。

その他、ドコモには三菱UFJ銀行が提供しているdスマートバンクがあり、dカード利用料金の引き落としに使うと毎月50ポイント貯まります。

このように、自分がよく使う会社が銀行業務をやってくれることにより、ポイントがより貯まりやすくなる、というのが私たちのメリットでしょう。「BaaS」を活用したサービス提供は、これからも広まっていくと思われます。銀行口座はもう持ってるから、とスルーせずに、よりお得になるようでしたら、利用してみてください。

投資信託のことをちゃんと勉強したい方へ